しまね書道用品まつり2015秋を終えて
今回で4回目となる「しまね書道用品まつり」には、各会場、店舗に沢山のお客様がお出かけいただきました。
従業員一同心からお礼申し上げます。
おかげさまで回を重ねるごとにご来場者が増加し、特に新規のお客様が増えてきていることは、当イベントの最大の目的である「書道人口を増やす」ということにも合致し、大変喜ばしいことです。
今回も書道を習いたい方と先生の橋渡しをいたるところでできたことや、道具を通じて書道に興味を持ってもらったり、紙や筆に悩んでられた方から相談を受けたりと、コミュニケーションの場としてのこのイベントの方向性が見えてきたと感じました。
決して私どもだけではこのような成功をおさめることはできませんでした。お世話になった関係者の方全てにお礼申し上げます。
会場や祝賀会で沢山の方と話ができました。保護者、教育、子供の成長にどのように書道がかかわっているかや、恨み妬みの気持ちを持ってはいい作品が書けない、作品は心を表す・・など、書道の奥深さが少しわかったような気がしました。中でも沢山の方が勉強されているのには驚きました。練成会に毎月出席したり、作品を出品することで自分を高めてらっしゃいます。都会に行かなければ、最新の情報は手に入らない、書道の流行りや技法は日々変化しているので、すでに昔の手法になっている田舎先生が多いなど、会話を通じてわかることも沢山あります。
この業界に入り2年たちました。右も左もわからないまま走ってきましたが、少しずつ私どものお店をご利用いただく方が増えてきています。2年前、会社の仲間と話したことの一つに、書道業界の衰退を少子高齢化のせいにしては絶対いけない。書道の魅力を訴えていないのは、我々業者の責任も多分にあるという話でした。書道の先生方はアーティストであり、指導や作品作りだけを本来すべきです。しかし実際には様々な細かいことや大変なことが多く、本業に集中できない環境に置かれていらっしゃいます。我々業者が、先生方をサポートすべき立場であるわけですから、もっともっとお役に立たなければならないと思います。
今では私どものやり方を真似される同業他社様もかなりいらっしゃいます。今までの道具屋のイメージを払しょくし、業界全体で書道のすそ野を広げていければいいなと考えております。
しかし9月は忙しかった。準備・準備・準備、搬入、搬出、搬入、搬出と筋肉痛を伴いながら振り返る間もなく走り続けましたが、事故もなく沢山のお客様の笑顔に囲まれて良かったです。この経験を通じて少しでも成長出来たら、その分お客様に還元出来たら最高です。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
いずも和紙
代表取締役
外谷 敬一
しまね書道用品まつり 木次会場の様子
準備風景
山陰水墨画協会名誉顧問 嘉藤 大峻 先生による水墨画体験 (2015/9/30)
テーマは「すすき」。季節により変化するすすきの描き方を分かりやすくご指導されました。
今年内閣総理大臣を受賞された先生に、無料で手ぶらで体験できるコーナーは昨年に引き続き大盛況でした。
チェリバホール三階では、第6回水墨画作品展が開催されておりました。
嘉藤先生の内閣総理大臣賞受賞作品「瀑布に惹かれて」も展示されており、
多くの方がご来場されておられました。
しまね書道用品まつり 松江会場の様子
準備風景
お隣の書芸院展との境もなく、一体感が出ています。
人気の画仙紙。展覧会用にお求めになる方も多かったです。
輸入紙の価格が高騰しております。この売り出しで安く買えるチャンス!
篆刻をされる方が増えてきております。沢山並んだ石を吟味!?
大手メーカー全面協賛により、40・5%の大幅値下げ!
ご自身の作品を持ち込まれ額を選ばれる方が多かったです。
10月の展覧会に間に合いますね。
皆様ありがとうございました!来春の「しまね書道用品まつり」は今回以上に皆様のご期待に応えられるよう頑張ります!!!
なお、初回861名のご来場を記録した書源院展については、
日本現代書芸院様公式ブログにてご確認ください。